常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第438回です。
年末に刊行されていた夢喰いメリーの最終巻を読みました。
アニメから入って足掛け9年ほど追いかけて、途中自分が電子書籍に乗り換えたのもあってまた1から買い直したりもした作品がついに完結!感慨深い物です。
前巻である23巻でメリーが幻界に飲み込まれ門へと到達。
そして夢路も幻界と現界の間に。
門を挟んでメリーと夢路が響の理性と本能とラストバトル!
現界には幻界が流れ込み、銘無しが溢れ、現界に現れた夢魔たちが必死に戦う惨状…。
しかしラストには見事に夢路とメリーが勝ちを収める!!
混ざり物故にメリーのチカラが効かなかった響に夢路の右腕を突き返し、完全になったところをメリーのチカラで送り返す!
そこに至るまでは響の理性の台本書き換えがあったものの、それはともかくこれにて幻界と現界の融合はなかったことに。
そしてそれはお別れの合図。
夢魔たちが現界から消えていき、人々は夢魔や幻界のことを忘れていく…。
全てが元どおりになった時、夢路もサナもメリーのことすら忘れるのだという…。
夢路の最後のチカラで現界の至宝(ドーナツ)を召喚し、食べながら笑い合い、決して忘れないと豪語する夢路。
そんな夢路をメリーは引き寄せ……。
気付くと文化祭の真っ最中。
夢路が握っていた写真には不自然に間の空いたスペースが。
そして舞台は少し飛んでクリスマスイブ。
イブにサナを誘って遊園地に来た夢路。
イブに遊園地なんて夢のよう!と喜ぶサナは夢路にあることを言おうとして…唐突に現れたマスコットに邪魔される!
気の抜けてしまったサナに、今度は夢路が自分の書いてる小説に挿絵を描いて欲しいと頼む。
本気の小説だから、好きな人に挿絵を描いて欲しい。
そして場面は写ってSTO。
クリスマスパーティーに集まる一同。
学校も学年も違う人の集まりに困惑するおやっさんだが、当人たちも何故仲良くなったか覚えていない。
それはそれでいいかと笑う面々の元に向かう夢路。
彼のパソコンには書きかけの小説が。
そのタイトルは
「夢喰いメリー」
そしてエピローグ。
全ての始まりのあの公園にあるトモダチのカベ。
そこに向かう2人の子供はカベに書いてある名前と、どこかで見たマークを目にして……。
いやぁ〜〜良かった!
美しいハッピーエンド!
夢魔絡みのことは全て忘れてしまったけど、そこまでに紡いだ友情は消えないっていうのが、夢だけど夢じゃなかった!って感じでファンタジック。
結局のところ夢路が覚えているかはわからないものの、夢路なら朧げながらでも覚えていてくれそう!という力強い信頼に溢れる素敵な話でした。
表紙の背中合わせに立つ2人も印象的。
背中を任せられる相棒にして、違う方向を見据える2人。
しかし2人とも爽やかな笑顔。
23巻と対比になる煌びやかでビビッドな色使い…。
これだけでも考えが膨らみますね!!
本当によかった!
爽やかでスッキリ、それでいてまだまだ考える余地のある素晴らしい作品でした!
楽しかった!!!
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