常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第420回です。
最近漫画以外の本を読んでない気がする…。
いや全く読んでないわけではないんですよ?
つい先日も往年の名作SF小説である「幼年期の終わり」を読了したばかりなのですが、昔よりは格段に読む量が減ったのは確かです。
その原因のひとつにそもそも世の中にどんな本があるかわからないというのがあるんです。
ただでさえ電子書籍派なのに加え、こんなご時世ですから書店に向かう回数が今年はめちゃくちゃ減ったんですよ。
そんなわけで今どんな本が熱いのか、そして最近どんな本が出たのかが全然わからない!
たまに来る本を読みたい衝動に身を委ねようと思っても、その衝動を向ける矛先がわからない!
ウダウダ言ってるうちに衝動は治り、結局読まない…なんてことが何度あったことか!
昔買ったラノベの読み返しでもしようかしら?
フルメタ、半月、とらドラ、アスラクライン…キノの旅はまた最初から読みたい節はありますし、途中で挫折した境界線上のホライゾンも読まなきゃなぁ…。
それからいろんな人のオススメを知りたいですね。
これはこういうところが良かった〜ラストは是非読んでほしい〜などの話を共有できる場があれば嬉しいんですが…。
最近読んだもので面白かったものはノベライズ版「メタルギアソリッド4」ですね。
スネークを取り巻くあれこれをバッサリ排除して、スネーク、オタコン、サニーを中心に据えて、衰え行くスネークとそれに寄り添うオタコンとサニーという当事者的視点で書かれる話は文体から伝わる臨場感が素晴らしかったです。
いろんなことをカットしているので総じてメタルギアソリッド4をプレイ済みでないと話がこんがらがりそうではありましたが、そこを加味して尚素晴らしい一冊でした。
俺はこのノベライズ版メタルギアソリッド4の著者である伊藤計劃さんが好きでして、氏の作品から感じる死生観が好きなんです。
伊藤計劃さんご本人は残念ながらもう10年近く前にお亡くなりになっているので、その本意は俺の知るところではないのですが、俺が感じる上では氏の文体からは乾いて無機質で硬質的な「死」を感じるんです。
「死」は全ての生物の到達点であり、もうどうしようもなく、ただ当たり前のようにそこにある普遍的なもので、その「死」という骨組みを生きている人間の思惑や想いが複雑怪奇に包み込み、「命」という死を内包したものに変えているような、そんなイメージを氏の著作であるメタルギアに始まり、虐殺器官、ハーモニーなどの複数の作品から共通して感じました。
何度も言いますがあくまでこれは俺の見解、感じたことで、氏の本意はわかりません。
もしかしたらこの「無機質かつ硬質的で普遍的な死」というイメージが先に俺の中にあり、氏の著作を読むことでようやく言葉としてイメージできたのかもしれません。
どちらにせよかなり大きな影響を受けたのは間違いなさそうです。
とまぁ長々と書きましたが、こんなじゃなくても〇〇面白かった〜みたいな話をいろんな人から聞いて、本を読むきっかけがほしいんですよね!
もちろん漫画も大好きなので、そちらもオススメがあればぜひ!!
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