汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第355回 どこまで許せる?メタ演出

 

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第355回です。

 

ゲームやアニメで現実を意識したような演出やむしろ現実に向かってキャラクターが語りかけてくるような演出をメタ演出と言います。

本当はもっと細かい定義みたいなのもあるんですがまぁ大体こんな感じなんで…ね!

 

で、このメタ演出なんですが、好き嫌いが分かれる演出ですよね。

 

ギャグ漫画や最初からメタ演出を取り込んだ作品ならまだしも、そうでないシリアスな作品やシーンでブッ込まれたら冷めてしまう気持ちもよくわかります。

 

推理もので完全犯罪かと思いきや

探偵「あなたには目撃者がいます!」

犯人「バカな!?不可能だ!」

探偵「この漫画の読者です!(画面手前を指差しながら)」

なんてやられたら興醒めもいいところです。

 

とはいえ逆転裁判シリーズなんかは最初に真犯人の犯行現場を見てから何も知らないキャラクターたちを正解に導く、神の視点からのゲームなので一概に全てがアウトとは言えませんが。

 

この手の現実を意識した演出で俺がどーしても「それやめたほうがいいよ」と思う演出がありましてね。

それがニコニコ動画風の演出。

 

作中内のインターネットに動画として流れて、コメントが右から左に流れるっていうアレです。

 

元々その手の演出でのコメントってようは現実世界と同じで一般人がコメントしてるわけじゃないですか。

そんなわけなんで流れるコメントもその時流行ってるネット用語とかが跋扈するわけなんですけど、この手の素人の中での盛り上がるネタをプロサイドが使うのって毛嫌いされる傾向にあるじゃないですか。

しかもネットの流行り廃りって爆速なんで、何故今更こんなコメントを…?みたいなのもあって非常にお寒いことになりかねないんですよね。

 

まぁでも俺が言いたいのはもっと根っこのところ。

俺もネットに入り浸って幾星霜、かつてはニコニコ動画にズブズブだったこともありました。

だからこそ感じるんですけど、このニコニコ動画風の演出って根本的にアニメとかドラマと相性悪くないですか?

 

この手の演出が使われる時って「生配信したらめっちゃバズって世論にアピール」みたいな展開の時に使われることが大半だと思うんですけど、それにしちゃ少ないんですよ、コメントが。

 

めっちゃ盛り上がった動画とか配信を見たことがある人ならわかると思うんですが、コメントが邪魔で邪魔で仕方がないはずなんですよ。

でもキャラや演者の顔を隠しまくるわけにもいかないですし、コメントにもネタを仕込んでいたりするのでコメント同士が被るのもよくない、そもそも大量のコメントを考えるのもめんどくさいですし。

 

その結果世論を揺らがせるくらい盛り上がった!という設定に反していいとこ2〜300人くらいじゃない?見てたの…みたいなチグハグな印象を受けてしまうんですよね。

もちろんこれは俺がニコニコ動画とか配信でのコメントに対してある程度知ってるということがあってのことなので、その手の界隈を知らない人からすればとんでもない数の人が見ているかのような印象を与えられるのかもしれませんが。

 

それにしたって相性良くないとおもうんですよね。

 

それでも年に数回はそういう演出をする作品に出会うので、やはりまだまだウケがいいんでしょうね。

ズレてるのはもしかして…俺なのか!?

 

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