汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第335回 エンタメの配信形態の話

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第335回です。

 

流行病の影響で依然として窮地に立たされているエンタメ業界ですが、倒れぬ折れぬは人の性、それに対応した新たな形のエンタメの供給方法が日々生まれています。

有名どころでいえば無観客ライブですね。

 

このブログでもときのそらさんのバーチャルライブ「ときのそら後夜祭」

 

ken-6-en.hatenablog.com

 そして昨日もたみーこと民安ともえさんのバーチャルライブ「たみー1000%」

 

ken-6-en.hatenablog.com

 について記事を書いたのですが、それ以外にもいくつかの無観客配信によるエンターテイメントをここ最近見ています。

 

素晴らしいですね。

家にいながらにしてハイクオリティのエンタメを見せていただけるのは本当に素晴らしい。

もちろんこれがあるからもうリアルでライブや観劇をするのはいらねーや!なんてことはなく、これがリアルに参加できていたら・・・!と思わざるを得ません。

しかしながら流行病!今はグッと耐えるべき時なのでしょう。

 

してこの無観客ライブですが、大きく分けて2つの形があります。

1つはお金を払ってライブの視聴権限を購入し、ライブを見るパターン。

そしてもう1つは無料で誰でも見られるパターン。

 

前者についてはチケットの完売が見込めたり、少なくとも利益が出ることが確実視されないと実行できないのですが、それ故に出してもいい予算もしっかり考えられているために、こうした形での配信方法をとってるアーティストや劇団というのはステージの飾りやセットなんかが潤沢な感じを受けましたね。

あと単純にカメラが多い。

 

そして後者は利益は投げ銭等のプラットフォームのサービスを用いて上げるパターン。

こちらはどれくらいの収益が入るか未知数故に予算も抑えめにならざるを得ないのですが、俺が見たライブや演劇はみな総じて「えっ!?これ無料でいいの!?」と言えるレベルのクオリティでしたね。

人件費や機材費こそ抑えなければならないので簡素になりますが、ステージの上に立つ人たちのパワーはそんなもんに左右されない素晴らしいものでした。

それにこうした配信形態は無料が呼び水になって多くの人に見てもらいやすいですし、投げ銭はホント青天井というか、あるところにはあるんだなぁ・・・お金。って感じでトンデモな量が飛び交うこともありますからね。

 

で、こうした配信形式でのライブやイベントが増えたことで大きな変化がありました。

それが地方のファンがイベントに参加できるということ。

 

ファンならイベント参加は当たり前だろ!なんて野暮なことはおよしなさいな。

俺の実家は山口県なのですが、山口でライブってマジでないんですよ。

なんせ超が付くほどの田舎に加えて両サイドは広島と福岡という都市部ですから。

よく愛知県でライブツアーなどが開かれないのを「名古屋飛ばし」なんて言われますが、山口はそんなもん目じゃないくらい飛ぶ。

 

まぁ山口県からしても中国5県のどこでやる?って聞かれたら広島って答えるのでアレなんですが、やっぱりイベント事のために長距離移動が必要なのって辛いんですよね。

 

ライブは数時間なのに前後1日休みを取るのはザラですし、長い移動はとにかく疲れます。

 

そしてなにより金がかかる!!

 

チケット、グッズにライブ後は仲間内と感想飲み会で合計○○万円!

移動費、宿泊費は倍以上・・・。

 

これがめちゃくちゃ痛いんですよ。

 

いやまだイベントにかけたお金<移動宿泊費なのはいいんですけど、場合によっては移動宿泊費を考えたらグッズとか諦めなきゃいけないことも多々あるわけでして、その時にどれを買ってどれを諦めるかの苦渋の決断たるや・・・。

とてもつらい。

 

それらの苦しみから解放された配信ライブが楽しくないわけがない!

財布のひもも緩むというもの!

 

そして実際のライブの感想ですが、欠点ももちろんあります。

音質、画質はもう言うまでもなく生の方がいいです。

元々画面越し確定のバーチャルライブならともかく、生身の人間のライブなら生で見に行った方がいいに決まってます。

おのれ流行病!許すまじ!

 

特に音質の方は見ている側のマシンスペックが如実に影響しますから、今後見る予定のある人はせめて良さげなヘッドホンくらいはあった方がいいですね。

 

また通信環境もガンガンに影響してきます。

 

そしてそれらを全部クリアしたとてプラットフォームが死んだら元も子もないということ。

今日なんか東京ゲームショウYouTubeの不具合で一部ストップしてましたし、そうなったら配信という都合上もう手も足も出ません。

 

とここまで欠点並びたててきましたが、それを上回る良さがあるのもまた事実!

まずはそう!画角がエグい。

 

ライブDVDとか見たことあるひとはわかると思うんですが、ライブって会場に来た人の邪魔にならないようにカメラを設置するんで、DVDとかだとナナメとかちょっと画角が悪いんですよ。モノによってはマジで気になるレベルで。

でも配信ライブだと無観客故に「僕が観客だった時の最強のポジション」にカメラをズドン!と置けるわけなんですよ。

故にいつカメラが切り替わっても最強なんですよね。

バーチャルライブなんかだとさらにその制限が取っ払われて、リアルだと不可能な位置からカメラ写してたりしますよね。

 

そしてこれは少し賛否あるかと思うんですが、撮影を前提としたライブ構成であること。

最初から撮影を念頭に置いてリハ、本番と行うのでそれに合わせた映像が送られてくるの俺は好きです。

 

少し「生感」「ライブ感」といったものは感じにくくなるかもですけど、俺はこれはこれで新しい形のライブとして好意的に感じています。

 

そして最後に、ストレスがない。

これは何かと言うと、他の観客がいないのでってことなんですよ。

 

映画とかでもそうなんですけど、作品は100点満点なのにマナー最悪の客がいてクソってことあるじゃないですか。

それがないのは本当にストレスがなくて快適。

 

そうでなくともアリーナ席に阿他ってテンション爆上げなところを前方の観客がめちゃくちゃ高身長で見えねえ!!なんて誰も悪くない悲劇もあるわけですよ。

かつてとあるライブに行ったときにバルログみてーに指の股に何本もクソ眩しいサイリウムを構えて、曲に合わせて見たことないオリジナルの振り付けとかオタ芸?みたいなのする人が真ん前にいたときはホントに最悪でしたからね。

なんで俺は高い金払って厄介オタクのソロライブを見なきゃならんのかと。

 

そういったストレスがない配信ライブはマジで楽しい!

 

まだまだ先の見えない様相ではありますが、こうして新しい形のエンタメが頑張ってくれるのはとてもいいこと。

流行病にはさっさと退場していただきたいところですが、それがなくなってもこういう形のライブなんかは残してほしいですね!

 

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