汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第323回 一!十!百!千!

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第323回です。

 

先日遊戯王公式から発表された、新しいパックに収録されるとあるカードがトレンドを席巻しましたね。

デュエルの世界から離れて幾星霜、今ではゲームぐらいでしか触れず、情報だけは追い続けている自分ですが、このカードの情報は胸が熱くなるものがありました。

 

そのカードの名前は「アームド・ドラゴン・サンダー」

 

知らない人のためにザックリと説明しましょう。

そもそもアームド・ドラゴンというカード群がありまして、このアームド・ドラゴンはモンスターが持ってるレベルのほかに「アームド・ドラゴン LV○○」といった風に名前の中にもレベルが入っています。

これらを「レベルモンスター」というのですが、各種レベルモンスターたちは特殊な条件を満たすことで上位レベルのモンスターになることができるのです。

 

アームド・ドラゴンシリーズはレベルが3・5・7・10と存在するのですが、3→5になるためには1ターン生存(ちょっと違いますがあくまでザックリ)が必要で、5→7になるためには敵を倒さないといけません。

7→10になるのはフィールドに7がいるだけでOKなのですが、そもそもの7が5からの進化でないと召喚できなかったりと縛りがあるため、現在の高速化して1ターンでやばい効果やド派手な攻撃力がポンポン出てくる環境で使えるかというと・・・な感じでした。

 

もちろんこれが悪であるとは言いません。

特化したデッキなら使うことは可能ですし、「レベルアップ!」というカードを使えば縛りを踏み倒して強引に進化させることも可能です。

そもそも遊戯王にはスタン落ち(スタンダード落ち:ある一定期間より前のカードは大会等で使えなくなるルール)がないので、10年近く前のカードが使えることはファンにとっては嬉しいことですし、それによって最近の流れについてこられないこともままあることです。

故に昔のカードで勝ちたいデュエリストたちは日夜デッキ構築に神経をすり減らし、そして勝利することを目論む層もいるのですが、その結果最新のカードとめちゃくちゃ古いカードが共鳴してトンデモバトルを繰り広げることもあるのですが、それはまた別のお話。

 

今回発表された「アームド・ドラゴン・サンダー」はオリジナルと同じレベルモンスターで、同じく3・5・7・10のレベルを有しています。

これらはフィールドおよび墓地では同じレベルの本家アームド・ドラゴンと同じ名前になる効果があるほか、本家より簡単に上位レベルになれるため、新規でありながら本家のサポートもこなせる献身的な奴らです。

もちろんアームド・ドラゴン・サンダーから本家アームド・ドラゴンを召喚することもできるため、同じデッキに入れてトドメは本家で!とか、今はサンダーより本家の方が活かせるな!といった感じに使い分けることができます。

 

ですがやはり数多のデュエリストたちの度肝を抜き、ハートを穿ち貫いたのはやはり最大レベルとなる「アームド・ドラゴン・サンダー LV10」でしょう。

このカードの効果が凄いんです!

 

(1)「アームド・ドラゴン」モンスターの効果で特殊召喚されてこのカードは、自身の攻撃力によって以下の効果を得る。

・1以上:カード名を「アームド・ドラゴン LV10」として扱う。

・10以上:このコントロールは変更されない。

・100以上:戦闘では破壊されない。

・1000以上:相手ターンに1度、手札を1枚墓地へ送り、フィールドの他のカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊し、自身の攻撃力を1000アップする。

・10000以上:1ターンに1度、発動できる。

フィールドの他のカードをすべて破壊する。

 

モリモリ盛りだくさんです。

ですがこのカードの攻撃力は3000。つまり、黙っていてもカード名は本家と同じになり、コントロール変更によって敵に奪われず、より高い攻撃力で殴られても破壊されず、手札を犠牲にカードを破壊し、自身を強化はできるわけです。

もしこのカードがなんらかの手段で攻撃力を下げられたとき、ましてや0にされたときは一連の効果はすべて失ってしまうのです。

これではデメリットでは・・・?と思った遊戯王あまり知らない民のみなさん!違う!違うんですよ!

 

これにはアニメ遊戯王GXで本家アームド・ドラゴンを使用していた万丈目くんというキャラが大きく関わっています。

彼はアニメの舞台となるデュエリスト養成学校でエリートとして登場するも、落ちこぼれ扱いされていた主人公たちに負けがこみ、退学まで追い詰められてしまいます。

しかし彼は別の学校で頭角を現し、トップの座に返り咲き。

圧倒的実力とカリスマ性をもって凱旋するというライバルキャラの教科書のような活躍をする素晴らしいキャラクターです。

 

彼は編入先の学校で呼び捨てにされることをよしとせず、呼び捨てされようものなら「万丈目”さん”だ!」と毎回訂正していたのですが、いつしかその訂正から「万丈目サンダー」という異名がつきます。

そして彼が勝ち名乗りを挙げるとき「一!十!百!千!万丈目!!サンダー!!!!」と観客たちと高らかに叫ぶのがパフォーマンスとなっています。

 

そう、一見デメリットに見えるこの条件、彼という存在を知っているだけで激エモ条件に早変わり!

初期攻撃力だけで一!十!百!千!までは叫ぶことができ、強化をすれば必殺の万丈目サンダーがフィールドを更地に変える。

そして無人の荒野に佇むは攻撃力10000を超えた「アームド・ドラゴン・サンダー LV10」

ご丁寧にLV10くんも万丈目サンダー!!のポーズをしているナイスカード。

 

先日タッグフォースの新作は出ないのか!?という未練がましい記事を書いたのですが、こんなカードが登場したら万丈目くんのボイスで聞きたいに決まってるじゃないですか!!!

 

万丈目「このカードがアームド・ドラゴンモンスターの効果で特殊召喚されかつ、攻撃力が特定の数値以上の時、以下の効果を適用する!」

どこからか現れた観客「一!」

万丈目「このカードをアームド・ドラゴン LV10として扱い!

観客「十!!」

万丈目「このカードを俺から奪うことはできず!」

観客「百!!!」

万丈目「戦闘でも破壊されない!」

観客「千!!!!」

万丈目「そして貴様のターンに1度!俺の手札と引き換えに貴様のモンスターを破壊し、このカードの攻撃力を1000上げることができる!」

 

こんな感じのが聞きたくないですか!?

 

そして攻撃力10000を超えたら

万丈目「くらえ!!」

観客「一!十!百!千!」

万丈目「万丈目サンダー!!!」

 

見たい!聞きたい!やってみたい!!

 

どうすかどうすかどうですか!?

頼みますよコナミさん!

是非!是非ともタッグフォースシリーズ復活を!

リンクスでも構いませんので、アームド・ドラゴン・サンダーを使う万丈目くんを、なんとかお目見えできないでしょうか!

お願いします!!!

 

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