汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第156回 龍が如く7をクリアしました!

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第156回です。

 

タイトル通り龍が如く7をクリアしました。

主人公どころかゲームジャンルもアクションからRPGに変更と不安な今作でしたが、体験版の時点で不安は払拭!

いい意味でバカな部分を洗練しつつ、熱くまっすぐなストーリーはより一層グレードアップした良い作品でした!

 

ここからネタバレも交えていきます。

 

 

 

まずは主人公の変更。

正確にはスマホ版である龍が如くオンラインから主人公であったらしいのですが、そっちはノータッチなので割愛。

新主人公の春日一番は熱く、真っ直ぐでちょっと頭の足りないザ・主人公タイプの男で嫌味がない。

とにかく気持ちが良い主人公だったな〜と思いましたね。

 

前主人公の桐生さんが一応死亡したことになってること以上に、立ち位置が複雑すぎて近づく者が策謀ありきになりすぎていたので、変更は仕方ないかなと思います。

というか桐生さんを渦中の人物にするために周りがアレコレしちゃってるようなもんで、登場人物が桐生さん裏切りRTAみたいになってたので…。

 

今回の一番は桐生さんと根っこや幹は同じなれど、枝葉の部分は正反対という印象で、桐生さんが好きなひとなら大なり小なり好きになれるんじゃないですかね?

 

桐生さんが天然なら一番は頭が足りない。

桐生さんの真っ直ぐさが信念から来る真っ直ぐさに対して一番の真っ直ぐさは未熟さから来る愚直。

 

でも桐生さんの天然と違って一番は狙ってボケられるし、足りない頭も仲間が補ってくれる。

未熟から来る愚直さも捨てるものをなくした一番だからこそできる全力疾走だし、仲間を信じてるからこそ脇目を振らずに前だけ見てられる。

 

桐生さんより持ってないものは多いけど、桐生さんには持てないもので並び立つ新たなる龍としてとても好きになりました!

 

仲間たちも一癖も二癖もある人物ばかり。

特にお気に入りは趙。

 

春日くぅん…のネットリボイスながらボケもツッコミもこなせる器用な立ち位置。

リューマンのボスでありながら非情になりきれない熱く甘い男…。

 

いや絶対好きになるでしょ…。

 

 

ストーリーはすごくテンポが良かった。

特にハン・ジュンギ参入前まではメンバーが裏社会にはそこまで深くないこともあって、問題発生から何が問題なのか、そして解決までがトントン進んで爽快そのもの。

その後異人三の正体が分かり、若の謀略、親っさん真意と物語がグッと深くなる頃には世界観の説明も済んでいて、問題が複雑化してる割には理解がしやすい状態に。

でもエピローグの若と青木遼としての若は違いすぎて気づかなかったよ…。

 

エピローグの頃はダーク中村悠一さんみたいな顔立ちだったのに、綺麗になっちゃってもう…。

 

その後怒りに我を忘れて敵を必要以上にボコるシーンがあるんですが、これはさすがに桐生さんじゃできないよなぁ…と思いましたね。

 

ラストで何もかもぶちまけて自殺を思い止まる青木遼改め荒川真斗。

当たり前の青春が得られなかったり、極道の生まれとしてのしがらみだったり、色んな複雑な思いが爆発したのが入れ込んだ女にコケにされてたからというのが人間味があって好き。

 

そしてそんなシーンだからこそ、これ殺されるな…?という思いが止まらない!

と思ったら久米がグサリ!や…やりおった!!

 

ここから一気にエンディングなんですが、終盤は駆け足というかちょっと早すぎるというか…。

 

ミラーフェイスが裏切ってたのはまぁともかく、久米があの後どうなったのかとか、極道が抑止力になってたって言ってたのに東城会も近江連合も解散して神室町はどうなるの?とか、後ろ盾を無くした上に抑止力も無くなったら東京近江連合暴走しない?とか…。

 

1番物足りなかったのは警視総監堀之内が青木遼と組んでたこと以外ストーリー中で特に出張ってこなかったこと。

 

足立さんが行動を共にするきっかけでありながら、最初に因縁を語った以外はラストで足立さんに全てバラされて失脚したというだけ。

勝利宣言だ!とカッコよく決められても、キャバクラおじさん以上の印象がなかったのが残念。

 

バトルはコマンドRPGでありながら立ち位置が重要になる変則的なバトル。

敵を巻き込むように技を使ったり、極技は途中妨害されないのを利用して敵陣を突っ切って位置取りしたりと戦略的。

個人的には料理人で覚えられるペッパーミルブロウが強いイメージだったんだけど、アレボスに使うと急所蹴り以上に締まらないんですよね。

 

不満点は路上武器が全然使えないこと。

 

もとより一番以外は進路上に路上武器があれば蹴り飛ばすだけなのですが、コレがまぁ当たらない。

しかも1度の攻撃で蹴り飛ばしは1回しかしないので1度蹴り飛ばしした後は新路上の机やらを破砕しながら進む暴走機関車状態。

なんでこんななのにケツキック1発で攻撃をやめてしまうんだ…。

 

肝心の一番も位置取りが狙ってしにくい関係上、いつもならクソ強い自転車があっても、破壊し放題のオフィスでも狙って武器を取りに行きにくいのが難点。

こんな奴ら自転車使えばすぐなのに〜!と何度思ったことか。

 

それと戦闘開始時に仲間の位置が悪いと後方に引き離された挙句引っかかった状態で始まってしまうのが邪魔かなぁと。

特にハン・ジュンギが瞬発力高いのもあってよく引っかかってました。

 

この仲間を連れ歩くシステムが地味に邪魔なことがありまして、振り向くと基本誰かいるので逐一ぶつかるモーションが入るのと、狭い店だと出られなくなる。

タクシーで移動できるので詰むことはないですが、小さなストレスが溜まるのは事実。

 

ジョブチェンジは面白かったですが、ジョブの数がそんなに多くないのが残念。

みんながみんな同じ職業になれてしまうので、キャラの個性を出すなら転職しない方がいい。になってしまうのは本当に残念。

みんながみんなホストの適正あるわけないじゃないですか!

せめて各職業毎にキャラ固有の技を何個か作るとか、初期ジョブプラス特定のジョブ育成で何かみたいなのがあれば良かったですね。

 

総じて今までから続投した部分は大きくパワーアップした一方で、新要素は結構荒削りなイメージでした。

しかし荒削り部分が説明不足とかで複雑化ではなく荒削り故の簡素化、簡易化になっているので不便さはあまりなかったです。

肝心要のストーリー部分がラストの駆け足部分以外はとても爽やかで熱く真っ直ぐなストーリーで、これは桐生さんじゃやれないなという新主人公であることを納得させるだけのものだったので、プレイ感想としては大満足です。

 

次回作があるならまたRPGでやりたい!と思わせる良作でした!

 

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