汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第152回 ヤンキー漫画のアレやコレ

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第152回です。

 

漫画には突っ込んではならない部分があります。

おもちゃを扱う漫画において、そのおもちゃで世界征服することや、スポーツ漫画でその競技がどんなにマイナーでも作中では全世界熱狂の競技として扱われたりしているアレです。

 

その中でもヤンキー漫画は今なお続くジャンルなのに、時代感覚がやたら古風というか、ヤンキーが存在を許されたパラレルワールドみたいな設定になってることが多々見られます。

学校内では1〜3年各学年に最強のヤンキーがいますし、〇〇派閥なんてグループがいるのも当たり前。

そんな学校丸ごとヤンキーみたいな学校がご近所に何件も!

 

とにかく喧嘩!喧嘩!また喧嘩!

街のど真ん中でもレッドファイ!…もといレッツファイッ!

その都度血みどろになるわ周囲の店とかの窓ガラスはバッキバキ割れるのだけど、不思議と御近所さんからとやかく言われるシーンがない。

むしろ受け入れられて応援されているシーンすらあります。

 

一応申し訳程度に教師が「お前らのせいで我が校の評判が〜」みたいなシーンはあるものの、それを直接付近住民から言われることはあまりない印象があります。

 

もはやヤンキー漫画においてヤンキーであることはよくあることの1つであり、ヤンキーを許せないのは心の狭い人まであるウルトラヤンキーパラレルワールド

 

そんなヤンキーワールドで他の漫画と違うところがあります。

 

それが警察とヤクザの存在。

 

しばしば思うんですよね。

彼らはなぜ退学にならないのかと。

 

タバコを吸い、酒を飲み、喧嘩に明け暮れ、授業どころか学校に行っている描写すら少ない。

にもかかわらず行われる涙の卒業シーン。

卒業できないどころか進学できない人すら1人2人で、どんなにヤバい人でも3年でしっかり卒業していきます。

 

退学が廃止されてるのかと思うくらいの卒業率ですが、そんな中で警察に捕まることはヤバいことという認識はあるようで、「やべぇ!サツだ!」「誰かポリにチクリやがった!」なんてセリフはお決まりですね。

ヒーローモノでヒーローを活躍させるために無能化させられたり、悪役の犠牲者第1号にされたりと創作上の警察というのは残念な役回りが多いですが、ヤンキー漫画においては最強の組織として君臨しているのはなんだか面白いですよね。

 

次にヤクザ。

創作では暴力でしか物事を解決できない蛮族のようなイメージのヤクザですが、常に喧嘩に明け暮れ、暴力が共通言語なヤンキーたちにとってより大きな暴力を行使するヤクザの存在は反則そのもの。

ヤンキー漫画においてヤクザが出てくる=終盤と言ってもいいくらいのもので、ヤンキーたちには使えないパワーでヤンキーたちを蹂躙します。

でも悲しいかな、ラスボスの悲哀と言いますか、敵として出てくる以上やられるのは確定で、ヤクザを倒してハッピーエンド!な作品もちらほら…。

 

 

そして次なる問題はパワーインフレ。

 

ヤンキー漫画はバトル漫画なので、より強い敵との戦いが求められます。

スポーツ漫画がだんだんスポーツと乖離するように、ヤンキー漫画も高校生のソレからどんどん乖離するのですが、パラレルヤンキーワールドといえど気功パワーで遠距離爆破!とかビルごと破壊するインチキマッスルとかは出せません。

故に喧嘩のインフレはそこそこに、悪の、犯罪のインフレが起きてしまいます。

 

中にはヤクザなんかよりよっぽどやべーやつも出てくる始末なのですが、警察にさえ捕まらなければ次の週から余裕の登校。

警察が司法も握ってるのか?ヤンキーワールド!

 

そして最後にして最大の謎…。

ヤンキーワールド御用達の学校の壁一面を埋め尽くすラクガキ!

アレわざわざ脚立とか梯子使って描いたのかなぁ?

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら

johnny.may.jellyfish@gmail.com

までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!