汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第73回 空き地の宝物

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第73回です。

 

うちの近所に金網フェンスに囲まれた空き地があります。

とにかく草ボーボーなのですが、一応管理はされてるようで年に数回草刈りがされています。

そして空き地の隅っこには大量の草が入ったゴミ袋が回収を待って積まれているのですが、その傍らに草刈り中に出土したであろうゴミがドカッと山盛りになっています。

 

だいたいは空き地であることをいいことに不法投棄された心無い人によるゴミなのですが、中にはなんでよりにもよってここに…?というものもチラホラ。

 

空き地を管理、清掃している人には誠に不謹慎極まるのですが、毎度この出土品を見るのが楽しみで、空き地の草刈りがされた後は必ず見に行ってしまいます。

 

今まで俺がみた中で1番巨大だったのは業務用冷蔵庫。

アレが空き地の中央近くにそびえ立っており、草刈り前から存在感を放っていました。

というか業務用冷蔵庫って100キロじゃきかないですよね?

アレを2メートルはあろうかというフェンスを乗り越えて、それだけならまだしも中央部まで運んだ猛者がいるのかと思うと、その熱量を何故正しい方向に使えなかったのか!?と悲しくなります。

 

インパクトがあったのはマネキン。

元からそうだったのか、はたまた草刈り、回収の段階でそうなったのかはわかりませんが、お!今回も草刈りされてんじゃーん!と思いゴミの山に目をやって、ふと気付いた時にフェンス脇の足元にバラバラのマネキンが転がっていた時は腰を抜かすかと思いました。

マジで!やめろ!

 

そして今回、またしても空き地が草刈りされていたので懲りずに見物に行くと。

 

テディベア🧸

 

巨大なテディベアが鎮座しておりました。

草の汁やゴミの汚れにまみれて、森林迷彩のような色合いに成り果てていましたが、間違いなくテディベア🧸

巨大も巨大。

少女アニメや漫画でアタシなんでこんなに先輩のことが気にならんだろう…。ねぇ?アナタはわかる?なーんて、お人形さんに聞いてもわかんないか!って女の子が問いかけてそうな(過分に偏見)巨大テディベアが鎮座しておられました。

 

山盛りのゴミ袋をバックに、不法投棄された自転車などの粗大ゴミに囲まれ、その中央に君臨するテディベアからは愛嬌よりもゴミ山の主人のような威圧感と哀愁を感じました。

 

霊的な、スピリチュアルなものは信じていませんが、もしそんなものが存在するなら、かのテディベアはあまり人間にとって友好的ではないでしょうね…。

 

日頃ちゃらんぽらんですが、ゴミのポイ捨てとかはしない主義なので、これからもそれを徹底していきたい。

巨大テディベアにそう誓った今日この頃でした。