汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第72回 魔法について考える

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第72回です。

 

このブログがそうであるように、日々現実逃避の手段として色々なことを考えます。

そんな時にファンタジックな内容をずーっと考えることも珍しくありません。

 

二足歩行のロボットが戦場を闊歩する世界の作品を見た後に、どうしてこの世界では二足歩行兵器が採用されるに至ったんだろう…?なんてことを考えたことはありませんか?

現実じゃありえねーよ!と切って捨てるのは簡単です。

しかし!その世界では二足歩行兵器を使うのが現実なわけです。

となれば二足歩行兵器なんて現実じゃありえねーよ!ではなくて、二足歩行兵器を使わないなんて現実じゃありえねーよ!が正しいわけです。

では何故そこに至ったのか?または二足歩行兵器以外は何故衰退したのか?コレを考えるのが楽しいのです。

 

浪漫。

 

これで片付けるのもわかりますが、その浪漫の根源を肉付けし、自分の手元まで引き摺り下ろしたいのです。

 

と、ここまで二足歩行兵器のことを例に挙げてきましたが、今回はタイトルの通り『魔法』がテーマ。

ファンタジーでは当たり前の存在である魔法。

当たり前が過ぎる結果、二足歩行兵器の出てくる作品に現実じゃありえねーよ!と吐き捨てる人も、ファンタジーに魔法が出てくるのは当たり前だろ?と言ってしまうくらい常識的な存在となった魔法。

 

何故魔法が使えるのか?という理由は割と作品中で説明されたりされなかったり様々。

される理由もされない理由も千差万別なので、これについてはスルーしましょう。

 

とはいえ脳内設定がないわけではありません。

 

俺の中のファンタジーでは体内(たぶん脳)に魔力を生み出す器官があり、それを体外に放出する際に変換し、魔法として放つ。

こんな設定となっています。

 

つまり魔法の素養があるかはこの脳内器官があるかどうか、もしくはそれが発達してるか否かと考えています。

そしてここがポイント!

 

魔法世界では舞台が中世っぽい世界観であることが多いですよね?

その割に数千年前の超古代文明とかが出てきたり、歴史そのものはめちゃくちゃに長かったりする…。

現実世界が有史以来およそ2000年でここまで発展したのにですよ!?

要は魔法の存在は科学の発展を妨げるのです。

 

例えば医学の点でもほんの数日で痕がないレベルで傷を治せたり、病巣を摘出しなくても病気を治せるならば魔法に頼っても仕方がないでしょう。

しかしそういった作品で病気の原因が言及されるのは非常に稀。

なんでもかんでも魔法で治せるために病気そのものへの理解は進んでいないのです。

 

ここで先程の魔法の素養は体内器官の有無or成長具合という話題に戻りましょう。

医学が発展しないということは体内に関する理解も極めて薄いでしょう。

開腹する必要がないなら当然その経験や内部の理解がないのは当たり前。

故に魔力が脳内器官で発生するものという理解もないでしょうし、そもそもその脳内器官の存在すら知られていないでしょう。

そのせいで魔法使いは才能という考えが横行しているのです!

 

体内器官である以上使えば鍛えられ魔法の腕前も上がりますし、落ちこぼれ=器官が未熟なのでその後の成長具合で天才を追い抜くのも問題ないわけです。

 

さて、1つ問題が脳内で解決したら次は属性です。

まずは華型の炎属性。

次いでこちらも華型水属性。

テクニカルな印象の強い風属性。

時々風に含まれる雷属性。

大体不遇地属性。

多くはこの5大属性が相関関係にあったり、これをベースに氷、草などが付け加えられたりしています。

 

ポケモン以降ゲームではこうした属性を意識したゲームが数多く登場し、漫画版が一部の好事家の間で聖典扱いされているゲーム、ロボットポンコッツという作品ではマジで製作者の正気を疑うレベルの複雑で入り組んだ属性関係が出来上がっています。

 

上記に加え別枠、別格として君臨するのが光、闇属性。

この2つの属性と上記5大属性との関わり方は様々ですが、近年ではソシャゲの影響か、この2つの属性だけで相克関係であることが多いですね。

この光、闇属性は習得に特殊な条件や契約が必要なことが多く、脳内器官云々の俺式設定も通用しないガチ才能だったりすることが多い。

 

そんな属性関係ですが、こんなシーンを見たことがありませんか?

 

同じ属性魔法をぶつけて攻撃を相殺!

 

確かに、飛んでくるボールにこちらも手持ちのボールをぶつけて軌道を逸せばボールはぶつかりません。

なので遠距離ならばまだわかるのですが、近距離、それも当たる直前で相殺はおかしい…。

これがまだ相性による防御ならわかります。

炎の魔法に水の魔法をぶつけたり、水の魔法に雷の魔法をぶつけると勝てる。どうしようもなくそういうものなのです。

またこれが、飛んできた岩塊に石柱を生み出してぶつける地属性バトルや、襲いくる濁流にそれ以上の水量で対抗する水属性バトルのような、魔法によって発生する物理的要因による相殺ならば理解できます。

ですが想像してみてください。

炎属性同士の相殺を…。

イメージできましたか?

恐らく大多数の人が炎がぶつかる!ドカーン!朦々と立ち込める爆炎の中から…ふっ…相殺したから無傷だぜ!(シャキーン!)というのを想像したかと思います。

 

いやいやいやいや!

 

炎に対して炎で相殺って、火災現場で火炎放射器ぶっ放して、相殺したからセーフ!って言ってるようなものですよ!死ぬ!

 

と、言うとでも思いましたか?

 

よく考えてみてください。

彼らは炎魔法を使えるのです。

つまり、少なくとも魔法使用時は炎に耐えられるのです。

人間は自分の体が壊れないように無意識に肉体にリミッターを掛けてるという話を皆さんもご存知でしょう。

それと同じで使用する属性に対して無意識のうちに拮抗する属性の防御魔法が発動しているのでしょう。

すなわち!同属性による相殺は防御方法として正しい!

え?じゃぁ防御魔法っていらなくない?ノンノンノンノン…。

相殺はあくまで緊急の方法。

たとえ爆炎は防げてもそれにより飛んでくる石片等の二次災害は防げない。

なので基本的には防御魔法や属性相性で魔法そのものを無効化し、緊急時には相殺で魔法ダメージのみ無効化するという方法が必要になってくるわけです。

 

この魔法使用時に拮抗魔法が無意識に発動が正しければさらに説明が付くことがあります。

それは、万能のバリアより特定の属性に偏ったバリアの方が強いこと。

もしゲームで全ての属性が防げるバリアの方が強ければ、炎のみ、水のみ防げるバリアなんて誰も使いませんよね?

なので属性バリアのある作品では、万能バリアより属性バリアの方が軽減できるダメージが高い傾向にあります。

 

これも先ほどの拮抗魔法論で説明すると、対炎バリアを発動(炎ダメージ減)。

脳は炎属性と認識し、対炎拮抗魔法を無意識発動。(さらに炎ダメージ減)

この2度がけが発動するわけです!

これにより、他人にバリアかけるよりも自分にバリアかけた方が大体強い。も説明可能!

何故なら無意識の拮抗魔法が発動せず、バリア単体での防御になるからです!

 

じゃあ万能バリアにも万能拮抗魔法がかかるんじゃないの?と思ったあなた!フフフ…気付いてしまいましたね…。

では説明しなくてはなりませんね。

万能属性…いや!無属性について!

 

無属性。

それは全ての属性に有利を取れない代わりに、どんな属性にも不利になることはない。

しかし総じて攻撃性能たるやピカイチで、その割に防御となるとイマイチな攻撃偏重気質な属性。

 

さて、何度も言いますが、俺世界では体内で発生した魔力を変換して魔法として放ちます、

魔力を 変換して 

ならば変換される前の純粋な魔力とは…?

これこそが無属性の正体!

体内で発生した純粋な魔力をそのまま解き放つ!

そこに変換という工程が存在しない!

変換によるエネルギーロスがないため高威力!

しかし、変換というシステムがないためうまく扱うには才能が必須!

故に無属性は特別!最強!厨二!

 

そして防御の際には無属性バリアは体内のパーフェクトナチュラルパワーに対して脳が対抗すべきものとして認識しないor認識が薄い。

故に無意識拮抗魔法が弱く、防御面ではイマイチというわけなのです!

 

これなかなか良い設定だと思うんですがどうですかね?

 

 

まだまだ妄想は止まりません。

お次はみんな大好き呪文について考えます。

呪文…これもまたみんなの心の奥深くをくすぐってたまらないものではないでしょうか?

大丈夫!これについてもちゃーんと考えてあります。

 

呪文とはレシピのようなものです。

 

何度も何度も言いますが、俺世界では体内で発生した魔力を変換して魔法として放ちます。

つまり、炎魔法で敵を攻撃!という一文の中に、敵を捕捉、体内で魔力を生成、炎魔法に変換、周囲を焼き払うか熱線として打ち抜くかなどの形状や発動様式を選択、発射。というプロセスが含まれるわけです。

これを逐一頭の中でシミュレーションしながら戦うのは戦場においてあまりに命取り。

まして周囲を焼き払うか熱線照射かで悩むなど愚の骨頂。

そんなミスを防ぐため呪文が必要なのです。

 

みなさんは野球でボールを打つ時バットをどうしますか?

「スイング」しますよね?

この「スイング」という言葉の中にボールをしっかり目で捉ることや、体の捻りを加えること、真芯で打つことなどの一連のプロセスが内包されているのです。

これが呪文です。

 

魔力生成、属性変換、熱線照射これらのプロセスを「ファイア」とし、日々鍛錬を重ねて体に叩き込み、ファイア!と叫べば自然と熱線が放てるまでに鍛え上げるのです。

 

意外と脳筋…。

 

よく魔法作品では無詠唱などの呪文なしで魔法を放つのが強キャラの証みたいな形で披露されますが、実は無詠唱ぐらいなら誰でもできるのです。

しかし、混乱した戦場で、体に染み込ませた呪文での発動ではなく、その場に応じた形で、となると話は別。

その判断力や情報分析力は歴戦の戦士の証。

故に無詠唱魔法の使い手は強キャラなのです。

 

呪文といえば、強大な魔法程呪文が長くなる傾向がありますね。

これは先程のファイアが卵かけご飯なら、すっごいファイアはオムレツだからです。

 

卵を割り(魔力生成)

醤油と混ぜ(属性変換)

ご飯にかける!(熱線照射)

 

これがファイアです。

 

そしてすっごいファイアは

卵を割り(魔力生成)

かき混ぜ(魔力増幅)

バターを溶かし(属性変換)

フライパンに流し込み(対象捕捉)

最後はクルッと巻く!(巨大熱線照射)

 

これがすっごいファイアです。

 

熟練の魔法使いとなると醤油を麺つゆにかえたり、巻いたオムレツにおろし醤油を乗せたりで違った味わい…違った魔法を見せてくれます。

 

またドラクエのメラ→メラミ→メラゾーマのように強化された後も名前に共通点があるのも、前述の例えのように卵料理ならばどんな料理でも卵を割り入れる動作は共通というとこから説明ができます。

 

ここでかの有名作品、ドラゴンクエストダイの大冒険〜の超有名シーン、今のはメラゾーマではない…メラだ。を思い出してください。

アレは確かにメラなのですが、あまりに魔力が強いため、強化体のメラゾーマと勘違いされてしまうという衝撃のシーン。

前述の例えなら、卵を大量に割り入れ、卵の海に沈むご飯。

あなたは思うでしょう。

これはリゾット?おじや?

そこに告げられる…卵かけご飯だ…!

戦慄ですね。

 

このように呪文のどこに注力するか、組み合わせるか、そして呪文と動作をいかに関連付けるかが呪文の有用性なわけです!

 

さぁ!ここまででなんと5000文字近く!

ただ妄想を書き殴るだけでこの有様です!

 

やはりアウトプットは大事…。

だってこんな脳内設定を垂れ流したら間違いなく狂人のそれ。

こうして頭の中に溜まったものを吐き出すためにも、このブログは俺にとって大事な場所。

 

でも汚泥の底に吐き出すって字面だけみたらとんでもなく汚いですね。

 

みなさんもこんな脳内設定あります!ってのあったら教えてください。

なんならTwitter

@umakuro3

なので、暇つぶしにどうぞ。